最近、アラフォー独身女性たちの中で「恋愛しなくてもいいのでは?」という気持ちが急増しているようです。
私はこれについて、いくつかの事例を通じて考察してみたいと思います。
アラフォー女性の変化とは?
最近、アラフォー独身女性たちとの対話から、「恋愛するエネルギーがなくなった」との声が上がっています。これはなぜでしょうか?
40歳を迎えると、結婚に対するプレッシャーが和らぎ、自由な時間や余裕が生まれることが一因とされています。
例えば、ユミさん(40歳)は、「結婚しなければいけない」というプレッシャーから解放され、独身生活を楽しんでいます。
親も結婚に対する圧力をかけなくなり、会社でも独身女性が増えて気軽に交流が生まれています。こうした環境の変化が、恋愛を「選択肢から消去」する一因となっているようです。
恋愛に対する価値観の変化
アラフォー女性たちは、恋愛をしないことに対して「世間一般と違うのでは?」との疑念を感じることもあるようです。
しかし、生き方や価値観は人それぞれであり、恋愛しないことが「ヘンな人」と見られることに違和感を覚えることもあるようです。
例えば、カオルさん(38歳)は8年間恋愛していません。彼女は恋愛に対して興味がないわけではないが、恋愛のプロセスがめんどくさいと感じています。
待ち合わせやデート、日々の出来事を共有することが、「業務化」されてしまったとのこと。これが恋愛意欲の低下に繋がっているようです。
恋愛の痛手からの立ち直り
恋愛は楽しいだけでなく、めんどうな一面もあります。
特に過去の痛手が深い場合、恋愛に対する「耐性」がなくなり、新たな関係に踏み出すのが難しくなることもあります。例えば、カオルさんは以前の彼氏との浮気・結婚の痛い経験から、恋愛に対する消極的な感情を抱いています。
「恋愛が必要だとも思えないし」と彼女は語ります。恋愛には時間や労力がかかり、失敗もある。そのため、「恋愛しなくてもいい」と感じるアラフォー女性が増えているようです。
恋愛意欲低下の影響
こうしたアラフォー女性たちの「恋愛意欲の低下」は、彼女たち自身の人生にさまざまな影響を与えているようです。
耐性がなくなったことで、ちょっとしたことでも気になったり傷ついたりすることが増え、それが日常生活にストレスをもたらしているようです。
一度経験した痛手がトラウマとなり、積極的に恋愛に踏み込むことが難しくなったアラフォー女性も多いようです。これは単なる恋愛に対する意欲低下だけでなく、人間関係や心の健康にも影響を及ぼしている可能性があります。
アラフォー女性の「恋愛意欲の低下」は、結婚へのプレッシャーの緩和や、恋愛のプロセスがめんどくさいと感じるようになることなど、様々な要因が影響しています。
これは一概に否定すべきものではなく、個々のライフスタイルや価値観に合わせた選択が尊重されるべきでしょう。一方で、恋愛が人生に与える潜在的な豊かさも見逃すべきではないかもしれません。
40代で結婚に焦りのない独身女性たちの恋愛事情について
先日、私はいくつかの40代独身女性たちと話す機会がありました。
彼女たちはそれぞれ正社員や派遣、契約社員など、働く形態は様々です。彼女たちは皆、経済的な不安を感じていますが、それ以上に気になるのは恋愛のことのようです。彼女たちの現時点での恋人はいません。
シノさん(42歳)は「男友達はいます。だから恋愛しなくてもいいかな、と思っています。恋愛は面倒くさいですから。でも、このままでいいのかなとも考えます。一人でずっと生きていくのかと思うと、時折涙が出てきます」と言います。
シノさんは正社員として定年まで働けば、なんとか生活できるでしょう。彼女の両親は亡くなり、彼女は実家のマンションに一人で住んでいます。
ただ、そのマンションは築30年経っており、買い換える余裕もありません。
しかし、彼女が一番心配しているのは、恋愛が全くない現状だということです。
「30歳前後までは恋愛していましたが、それからは全く恋愛の兆候がありません。気づいたら10年もの間、恋愛していません。気楽ではありますが、やはり寂しいです。何かあった時に心から心配してくれる恋人がいないなんて...」とシノさんは嘆きます。
一方で、結婚に熱意を持つ気持ちはあまりありません。「男性は面倒くさいですし、女友達の方が楽しいです」と彼女たちは言います。
女性たちは、結婚相手に"妻としてふさわしいか"という基準を持つことに疑問を感じています。「私も10年以上、恋愛していませんが、特にトラウマはありません。ただ、男って面倒くさいです(笑)。同じく未婚や離婚経験のある同年代の男性はいますが、恋愛対象にはなりませんね。彼らも同じかもしれませんが。
ただ、こんなに恋愛する意欲がなくていいのかなと思っています。恋愛したいとは思っていますが、心揺さぶられる男性がいないんです」とアキさん(44歳)も嘆いています。
女性同士で集まると、とても楽しいですが、その結果、独身の女性が減る傾向にあります。
特に20代や30代の女性たちはよく女子会を開いています。
将来的には、結婚していて子供も大きくなった女性たちが戻ってくることを期待しています。私自身は結婚していないので、人生に変化がないと感じますが、恋愛したいけれどもまだ出会っていない女性はたくさんいます。
結婚したいと思うなら、それに向けて積極的に行動する必要がありますが、ただ単に恋愛したいと思うだけでは相手を見つけにくいのが現状です。
友人から紹介してもらえることもありますが、やはり紹介される相手は結婚を見据えていることが多く、私は結婚が目的ではないので、妻として評価されているようで嫌になってしまうんです。
年齢的にも、相手は結婚を考えて女性を見ています。そうなると、ただ恋愛パートナーを探しているだけの女性とは考え方が違ってしまいます。
どうして結婚が目的でなければいけないのか、結婚ではなく恋愛を楽しみたいと願う男女の意見が食い違ってしまいます。
女性たちがよく口にするのは、「なぜこの年齢で出会いを求めるとすぐに結婚という話になってしまうのか」という疑問です。
恋愛ができるかどうかは、自分自身の気持ちが恋愛モードになるかどうかだけでなく、結婚ではなく恋愛を楽しもうとする男性がいるかどうかという不安もあります。
私たちの年齢では、もう子供が欲しいとは思いません。ただ、心を通わせることができる男性がいれば十分です。
相手が既婚者でも構わないですが、もし何かあった時には既婚者は家族を優先しなければならないと分かっているので……。ですので、バツイチでも構わないから独身の男性がいいです。
ただ、すぐに結婚ということではありません。お互いの親や家の問題を考慮するのは難しいですからね。
「ただ、このような考え方を理解してくれる男性は、中々いないのですね」とマミさん(45歳)は、切なそうにおっしゃいました。
アラフォー世代以上の人々にとって、恋愛関係は必ずしも結婚に繋がる必要はないのではないかと思います。離婚経験がある人や相手に負担をかけたくないと考えている場合もあります。
家族同士のつながりは大切にしつつも、心が寄り添えるような関係を求める女性たちが増えていると感じています。現在、独身の男性たちは、このような状況をどのように考えているのでしょうか。